Mani Neumeier 2009/03/13 Nagoya, Japan
2009年 03月 16日
まずは奥様(日本人)と一緒に登場し、サンゴをパーカッションとして使ったパフォーマンス。このサンゴ、西表島など世界中の海で拾ってきたものなんだそーです。その儚くも幻想的で美しい響きに、会場は早くも"Mani World"状態に。
お次はドラムセットに陣取って。各種スティック類を使い分けて、徐々にラウドなソロ・パフォーマンスに移行していきました。テクニックを自慢するわけでもなく、単純にリズムを刻むのでもなく…。シンバルから垂らした小さなベルを「チリーン!」と鳴らしてみたり、タムとタムの間にスティックを突っ込んで「カチカチカチカチ」とやってみたり。自分の感じたままに音を繰り出していく様は、まさに“インプロビゼーション”と言えるものでした。
いったんステージから去るような素振りを見せながらも、ちゃんと戻ってきて、最後はYouTubeでも見ることのできる“打食器パフォーマンス”(?)でシメ。「これが見たかった!」というお客さんも多かったでしょうね。オレもそうでした(笑)。
この食器がまたメチャクチャ良い音で、見た目の面白さだけじゃないこのパフォーマンスに、会場も一気にテンションUP。わざとふちを強めに叩いてお皿を「ピョ~ン!」と飛ばしたり、途中でバケツを(奥さんが)持ち込んだりと、センス・オブ・ユーモアも決して忘れない(←これ大事)御大に、会場からは拍手喝采!!
こうして、約1時間(!)のパフォーマンスは幕を下ろしました。
この日オレたちは、1940年生まれのじーちゃんに、とてつもなく自由で音楽的で愛とユーモアにあふれたパフォーマンスを見せてもらいました。もうじき70才になろうというのに、奥さんと2人で世界中をスティック片手に旅して周り、「ピン!」とくれば海の音だろうとなんだろうと録音してセッションし・・・。おまけにデシトルのやかましい音楽を「面白い!」とまで言ってくれました。こんなじーさん、他にいますか?ホント偉人です。初ライブをこんなグレイトな方と出来て、我々は幸せです☆
ちなみにこの後、トリのFREE LOVEのライブにも飛び入りで参加してました。元気すぎ(笑)。